2025年も残すところ1か月を切り、新しい年を迎えるための縁起物の一つ、しめ飾り作りが茅野市の農家でピークを迎えています。

「これ(手の皮)薄くなるんだよお茶が熱くて持てない」

しめ飾りを作っているのは、茅野市の島立雄幸(しまだてゆうこう)さん85歳。

15歳の時から父親が作っていたものを見よう見まねで作り始めました。

島立さんの熟練の技。

棒締めと呼ぶ上の部分は、妻の繁子(しげこ)さんと息を合わせて1本によっていきます。

「一人でやると固くできない」

棒締めには挟み込むように、垂(た)れと呼ぶ藁の束を3つ取り付けます。

島立さん:
「縁起物だから落ちないように」
「手抜きをしてはいけない。丹精込めて作ることを信条にしてます」

最初は親せきに贈るために15個ほどを作り始めましたが、この丁寧な作りが評判になりました。

9月から作り始め、合わせて500個を作りますが、すべて無償で譲っています。