4日に雪かきをしていた男性がクマに襲われ大けがをした野沢温泉村では猟友会の会員がパトロールにあたっています。
こうした猟友会の活動について高校生が学びました。


飯田市の下伊那農業高校で3日に開かれた講習会には、地域の課題などを学ぶ3年生30人が参加しました。

地元の猟友会の村松繁秀(むらまつしげひで)さんが講師の1人を務め、捕獲に使うワナや、猟銃に似せて作られた模擬銃を紹介し、生徒たちは模擬銃を手にしたり、ワナの仕組みなどを学んだりしました。

クマなどの捕獲にもあたる猟友会を巡っては、会員の負担の増加や高齢化などが課題とされています。

飯伊猟友会 村松繁秀さん:
「50人くらい昔はいたが今は20人しかいないので切羽詰まっています」

参加した高校生:
「今けっこうクマとか問題になっているので、こういう体験大事にしたい」

下伊那農業高校 高野善之(たかの・よしゆき)教諭:
「今後継者不足が言われているのでぜひ興味を持った子たちは自分たちも猟友会に入ってこの地域を支えていくような人材になってくれれば」

講習会は10日にも予定されていて、生徒たちが野生動物による農業被害について学ぶということです。