男性は、Gパン姿で、上着も登山用でないジャンパーを着ていたほか、夏山用の登山靴を履き、ピッケルや、ビバークの際に必要なツェルトなどの装備も持っていなかったということです。

また、登山計画書の提出もなかったほか、登山用のアプリを使っていたものの、警察の調べに対し、どこから入山したのかや、救助を待つ自分の位置を伝えることができなかったということです。

男性が遭難した南陵付近は、強い風のため、積雪は10から20センチほどだったということですが、警察では、地上からの捜索救助活動は日没までの時間から難しく、たまたまヘリコプターが飛ぶことができて救助に結び付いたが、ヘリコプターが出動できなければ、最悪の結果になっていたかも知れないと話しています。