2019年の台風19号災害をうけた治水対策で、当時千曲川が決壊した長野市長沼地区などの堤防整備が完了しました。


2019年の台風19号災害から6年5か月。長野市周辺を流れる千曲川の両岸8キロずつの区間で、堤防整備が完了しました。

国土交通省千曲川河川事務所によりますと、全国でも類を見ない長さだということです。

長野市長沼地区で起きた堤防の決壊。川の水位が上昇し堤防を越える「越水」によるものとされています。


整備された堤防は両方の法面(のりめん)を厚さ35センチのコンクリートブロックで覆い、アスファルトで舗装。「越水」しても決壊しにくい「粘り強さ」が特色だといいます。


国交省千曲川河川事務所 浅見和人所長:「万が一、越水した場合でも粘り強く決壊するまでの時間をかせぐ」

きょうは地元の住民も参加し、デジタル技術を使って強化された堤防の内部などを見学しました。


災害当時の復興対策企画委員長 柳見澤宏さん:「6年5か月経つんですけれども、ようやくここまで来たなって感じはあります。ただ、復旧の途中」

川幅を広げる工事や遊水地の整備など、千曲川全体の整備は当初の計画から遅れていて、完了は5年後を予定。長沼地区では今後、防災拠点施設の建設も行われます。