伊那市など3市町村がふるさと納税の返礼品として扱っていたナシについて、ほかの産地のものが混在していたことが明らかになりました。

問題があったのは、伊那市、箕輪町、南箕輪村の3つの市町村が共通で、ふるさと納税の返礼品として扱っていたナシとナシジュースです。
市などによりますと、ナシは箕輪町の業者「与古美(よこみ)」が提供していましたが、8月、聞き取り調査をしたところ、3市町村以外で作られたナシが混在していたことが分かりました。

混在のあった返礼品は去年から採用されていて、寄付の額は3市町村であわせておよそ1万7000件、2億4800万円余りにのぼるということです。
いずれの市町村もこれらの商品の取扱いを停止していて、業者が提供していたほかの返礼品についても調べています。