1944年10月27日の日記は、こう続きます。


「体当たりの決心は、既に出来て居る。益々修養を重ねて笑って死に直面したきものなり。」

又之さんのおい・淺川利夫さん:「特殊任務を熱望する。あるいは希望する、希望しないっていうようなことでアンケートをとらせて、いわゆる、命令じゃなくて志願で行ったっていう形を国の方では取ったわけだね。ほんとの気持ちはどうだったかなという気はするけんど、その当時としてはもうこういう時期に生まれて、自分が犠牲になればいくらかでも国のためになるかなっていう気持ちで死ぬ覚悟を決めたと思うけど、それにしてもね…」



又之さんの日記はこのおよそ1か月先で、終わっています。