北アルプスの白馬岳で、山小屋に到着した後に胸などに痛みを訴え救助を求めていた愛知県の男性が、一夜明けた15日朝、ヘリコプターで救助されました。

救助されたのは、愛知県小牧市に住む60代の会社役員の男性です。

大町警察署によりますと、男性は、14日、標高およそ2800メートルの白馬岳付近の山小屋で、胸と背中に痛みを訴えて、動けなくなり、午後4時半過ぎに、一緒に登っていた仲間が、救助を要請していました。

男性は、一夜明けた15日の午前7時半過ぎに長野県警のヘリコプターで救助され、松本市内の病院に搬送されました。

男性は、救助を求めた時点では、意識はあるものの、会話ができない状態だったということですが、救助された時には、会話もできるようになっていたということです。

男性は3人パーティーで14日に白馬村の猿倉登山口から白馬岳に入山し、山小屋に着いた後で、体調不良を訴えました。