松本マラソンの決算で不正な会計処理が行われていた問題で第三者による検証委員会は松本市のガバナンスに大きな問題があったと指摘しました。

5日は検証委員会委員長の北川和彦弁護士から臥雲市長に報告書が提出されました。
問題となっているのは、2023年の松本マラソンの決算で、1500万円余りの赤字分について不正な処理が行われたものです。
報告書では、担当の市の職員の倫理意識の低さに原因があったとした上で、実行委員会事務局の指揮命令系統やメンバー構成、過去の監査で指摘された部分を改善していなかった松本市のガバナンスに問題があったと指摘しました。
一方、実行委員会などに損害がないことから、法的な責任については認められないとしました。