長野県は、飯田市にある県営飯田野球場に愛称を付けることができる権利、いわゆるネーミングライツ・パートナーの募集を15日から始めました。

飯田市三日市場にある県営飯田球場については、2015年の4月から2025年の3月末まで10年間にわたって、ネーミングライツにより綿半飯田野球場という愛称が使われてきましたが、契約期間が満了となったことから新たに募集することになったものです。

県営飯田野球場 出典:長野県ホームページ


募集期間は、15日から9月16日までで、県では、2026年4月以降の使用開始を想定した上で、命名権料として、毎年120万円ずつ、5年間の契約を希望しています。

金額や期間などは県側の希望を下回る形で応募することも可能ですが、募集期間終了後、県が有識者などを交えて設置する選定委員会で、金額や社会貢献などの選定基準に基づいて総合的に審査し、ネーミングライツ・パートナーを決めるとしています。

県営施設のネーミングライツは、年間2000万円の長野市のホクト文化ホールや、1500万円の松本市のキッセイ文化ホールのほか、1620万円で契約しているサッカーJ3の松本山雅のホームグラウンドのサンプロアルウィンなどが知られていますが、県内3か所の歩道橋や県有林でもそれぞれ年間10万円の契約で導入されていて、県では、このほかの野球場やダムなどでも随時申し込みを受け付けています。