長野県内で銅線ケーブルが盗まれる被害が相次いでいます。諏訪市の野球場では、ナイター照明用のケーブルが盗まれているのが見つかり警察で捜査しています。

(記者リポート)「盗まれた銅線はマンホールの中に設置されていました」


諏訪市によりますと、10日午前7時ごろ、しんきん諏訪湖スタジアムに出勤した職員が車止めの鉄製のポールの南京錠が壊され引き抜かれているのを発見しました。

さらに球場内に10か所あるマンホールのうち7カ所のふたが開けられていました。


中にはナイター用の照明設備6基に電力を供給する銅線ケーブルがあり、一部が切断されて持ち去られていました。


スタジアムではBCリーグ信濃グランセローズの公式戦や少年野球のリーグ戦などが予定されていましたが、当面ナイターの利用ができないということです。

施設の管理業者:「ここで一回切られています」

県内では9日、坂城町南日名地区で8か所ほどの太陽光発電の施設から銅線ケーブルが盗まれる事件がありました。


施設を管理する長野市の業者によりますと、盗まれたのは直径およそ2センチのケーブルで1メートルあたり1000円程度で取り引きされているということです。


県内では銅線ケーブルが盗まれる被害が相次いでいて、警察が防犯カメラの設置やマンホールのふたの施錠など対策を取るよう呼びかけています。