権堂商店街の東にある閑静な住宅街、長野市東鶴賀町。ここにも新たに店を始める若者がいます。静岡県出身の小倉翔太さん25歳。
小倉翔太さん:「もともとあった梁を生かして・・・」
長野県立大学の1期生として入学。在学中に質の高いスペシャリティコーヒーを扱うスタンドを長野駅近くにオープンさせました。
人通りの多い中央通り沿いということもあり経営は順調。しかし、新たに始めるコーヒーショップがあるのは、駅前とは対照的な静かなところです。
小倉翔太さん:「東鶴賀という街自体がゆったりしていたり、雰囲気のいい家が多かったり、ゆっくり過ごせそうな場所だなと。駅前はここにどういうお店があるとかが何となくイメージあると思うが、この場所自体はまだまだこれから店が増えたりする場所なのかなと思う。自分たちの雰囲気を反映しやすい場所だなと」
新たな店の名前は「珈琲アウラ」。
築70年ほどの町屋をリノベーションし、長野で知り合ったデザイナーや作家が手がけたこだわりのカップなども新調しました。

小倉翔太さん:「昔からある雰囲気とか、その土地や自然の雰囲気が映し出されるような建物であったり、モノがあるといろんな幅広い世代の人も楽しめるなと思ってこういった内装にしています」
豆を挽く焙煎機もより本格的な大型のものを購入。来月1日のオープンに向け、静かに情熱を燃やしています。
小倉翔太さん:「自分がここで(店を)始めるとか、近隣で年齢近い方が店を始めると聞いたときに、これからこの街と一緒に作っていくというのを体感しながらできるのがすごくほかの場所との違いなのかな思います。急にバッと盛り上がる感じではないと思うんですけど、ゆっくり街の方々と一緒に雰囲気を作っていけるといいなと思います」
メニューも急ピッチで準備中です。日中だけでなく夜も落ち着いて過ごせるような街の雰囲気に合う店にしたいと考えています。