ミニチュア模型作家の道を選んだ元教師の男性が松本市にいます。

映画「カーズ」を手がけた作家に憧れ、いまや、インターネットを通じて海外のファンの心も動かす、作品の制作現場を取材しました。

松本市の加賀崎寛(かがさきひろ)さん、59歳。
もともと教師をしていましたが4年前に退職し、ミニチュア模型のアーティストとして歩むことを選びました。

宮入キャスター:
「パーツから手作り?」
加賀崎寛さん:
「そうです。このパーツを全部手作りして作ってこの1台にしているっていうことです」「40パーツくらいです」

加賀崎さんが命を吹き込むのは、ミニチュアカー。
型から作る作業は、信大教育学部の美術科で学んだ鋳造の技術が生かされているといいます。

加賀崎さんの作る車はかわいくて、かっこいい。

加賀崎寛さん:
「デフォルメした誇張して作ったそのフォルムが、その車の魅力を一層引き出してるんじゃないかなって」

幼いころからプラモデルやミニチュアカーが好きだった加賀崎さん。
20代で既製品を集め始め、やがて自分でも作るようになりましたが、仕事が忙しくなると一旦は遠ざかります、

しかし、プラモデルのことが忘れられず、50代を目前に思いが再燃。
教師をやめ、創作活動に専念しています。

加賀崎寛さん:
「やっぱりデイブ・ディールのことが頭から離れなくて」「この箱画ですね。これを描いたのがデイブ・ディールなんですけれども」