「まるごと」は、もともと、市内の自動車整備店や農家などが東御を盛り上げようと海野宿を拠点に3年前に立ち上げました。

リノベーションした古民家を活用しマルシェを開いたり、みそやしょうゆを作るワークショップを開催してきました。

手作りみそを使ったラーメンが自慢というカフェも、人を呼び込むための仕掛けのひとつです。

合同会社まるごと山岸ゆみ子代表:
「つながりを大切にしたくてこの辺の農家さんが作っているものとか、この近辺の方とか友達とかの商品を使っていきたいなと思っていて、それを目当てに人が来てもらって海野宿こんなものがあるんだねってやっぱり知ってもらいたいというのがあります」

「まるごと」は人を呼び込むためには交通網の整備が重要と考え、事業を進めてきました。

中島さん:
「免許返納問題もありますけど、必要だから皆さん無理してお乗りになって結果事故などにつながってしまう、何かしら地域の交通の基盤となるシステムがあればそういった方も不安なく免許返納してじゃあこれ使えばいいよねって切り替えができるような世の中にしていかなければいけないんじゃないか」

自治体や一企業に頼りきるのではなく地域全体で協力して交通網を整備していく必要があると訴える中島さん。

今後は、部活動の地域移行に伴う子どもたちの送迎など福祉以外の分野にも事業を広げていく計画です。