名前を聞けば懐かしく、食べれば故郷を思い出す、そんなお店、みなさんにはありますか。
馴染みの客に支えられて懐かしい「ふるさとの味」を提供する食堂を訪ねました。
ふるさとの味って聞いてどんなことを思い浮かべますか?
「やっぱり色々な定食があるような感じですかね」
「おふくろの味、あったかいお味噌汁とかね」
地元からも厚い支持を受ける人気店、長野市の万大。
客:
「味もおいしい、絶対。ここら辺じゃどこにも負けないと思う」
佐々木アナウンサー:
「後ろが長野市街地方面で長野高校を経てさらに上ったところにやってきました。平山さんここに食堂の文字ありますよ、食堂万大(まんだい)さん」
平山アナウンサー:
「何でもありそう!手打ちそばにてんぷら、鍋料理、とんかつ、中華各種」
創業85年、長年地域の人などから愛されてきた長野市にある食事処「万大」。
客:
「ぼく小さいころから来ているので、すごくアットホームで、お昼に来ると先代のおばちゃんが喋りに来てくれるようないい感じの雰囲気ですね」
客:
「うどんがおいしいんですよ、手打ちでねじれている感じ。もっと驚くのがメニューがすごいんですよ、10ページくらい」
店を営むのは2代目店主の平田成利(ひらたなるとし)さんと奥さん、そして先代夫妻の家族4人です。
店主とやりとり:
ご主人、メニュー表は千切れそうじゃないですか?
「130種類以上あると思います」
天丼や刺身、定食などその数は130種類以上と何を注文するか迷ってしまうほど!
中でも寒い冬におすすめというのが「手打ち鍋焼きうどん」。
肉やキノコ、そしてエビ天など具材もたっぷりです。
平山アナウンサー:
「麺からいきますね…おいしい~。これはここでしか味わえないですよ、この手打ち麺」
平田さん:
「もっちりとした食感があると思います」
店主こだわりの極太麺は強いコシが魅力!
手切りによって生み出された、ねじれやちぢれなど手打ちならではの食感が楽しめます。
そして一番人気は200グラムの大きなとんかつが乗った「特製かつ重」です。
佐々木アナウンサー:
「お肉がやわらかいですね」
店主:
「すじの部分を切りまして、よく肉を叩いています。やわらかいと思います」
佐々木アナウンサー:
「お肉を噛みしめた時のおだしの感じがすごく深みのある感じがする」
店主:
「うちは創業以来カツ丼の出汁に何種類かブレンドしたソースを入れて卵とじでやっていますので、ソースの風味が入っていると思います」
地元の人たちが世代を超えて愛する場所、万大はそんな「ふるさとの味」です。
万大店主・平田さん:
「おやじに連れてきてもらったのが懐かしくて、自分がこどもを連れて食べに来たとおっしゃってくれるお客さんもいるし、本当に何十年も商売続けてきてよかったなと実感する瞬間ですね。思い出してきてくれる、心の中に思い出として残っているのがふるさとの食堂じゃないかなと思う」
看板メニューの牛丼と支那そばは20年変わらず500円…200gのとんかつ使った特製かつ重も人気、地元に愛され85年と73年「作りは古いけど落ち着くの」懐かしの味「ふるさと食堂」
