音楽教室などを運営する飯田市の精琴堂楽器店が事業を停止し、自己破産申請の準備に入りました。

民間の信用調査会社、帝国データバンク飯田支店によりますと、事業の停止は2024年12月27日付けで、事後処理を弁護士に一任し、自己破産申請の準備に入ったということです。

精琴堂楽器店は、飯田市で1926年に創業された老舗楽器店の飯田支店を分離独立させて、1977年7月に設立されました。

当初は楽器の小売りを中心としていましたが、その後は音楽教室の運営を主体に、1991年10月期には、およそ2億5000万円の年収入高を計上していました。

しかし、少子化や新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受け、2023年の年収入高はおよそ5000万円にとどまっていました。

負債額は、8000万円前後と見られています。