特定技能の在留資格を持ち、夏場は長野県の農家で働く外国人を、冬場は県内のスキー場で働いてもらう新たな取り組みが始まることになりました。
「信州サイクル」と名づけられた取り組みは、特定技能の在留資格で夏場は高原野菜やイチゴ栽培の農家で働いていた外国人に、冬は「外食業」の特定技能でスキー場のホテルで接客などを対応してもらうものです。


外国人支援する伊那市のAICでは、スキー産業の人手不足が著しい中で、長野県内のスキー場がある地域では、夏は農業、冬はスキー場でという働き方があり、それを参考にして特定技能の外国人労働者に長野県で通年で働いてもらうサイクルを作りたいとしています。
この冬は、夏に農家で働いていたインドネシア人の男女17人が志賀高原のホテルのレストランなどで働くことになりました。
夏に野菜などを栽培する農家で働いていたインドネシア人の多くは、仕事がない時期には一時帰国していたということです。
支援する会社では、新たなこの働き方「信州サイクル」を全国に知ってもらい、人手不足の解消につながればとしています。