塩澤匠生さん:
「さっきクランクっていう直角曲がりのところでコースアウトしてしまったと思うんですけど、それが普通よりもハンドルを切るタイミングが早かったっていう感じの落ち方だったので、ハンドルを切るタイミングを少し遅らせるようなふうにプログラムを変えました」


パソコンでプログラミングを修正し、マシンに指示を出しますが…

今度は、逆にハンドルを切るタイミングが遅すぎて外側に落ちてしまいました。

塩澤匠生さん:
「失敗するたびに、どこが今落ちた原因はどこだっただろうというのを、ときには目で確認したり、目で見てもわかんないなというところは、プログラムのログが残ってるので、どういう処理を行った結果、落ちてしまったかっていうのを追究する。それに対してデバック(不具合の排除)を行って機体の動きを修正してくみたいな感じのことやってます」

細かな修正を重ねた結果…

見事、完走しました!

塩澤匠生さん:
「これで今調整終わって1周する状態にできたと思います」

2023年の大会では会場の光や影の影響で、カメラがコースを誤って検出してしまったため完走できず、この1年は正確さと走りの安定を追求してきました。

その結果、11月の北信越大会では2位に4秒近い差をつけて圧勝。

全国大会に弾みを付けました。

塩澤匠生さん:
「速さ的にも、全国優勝狙えるところにいると思うので、あとは完走率を上げて、絶対走るようにして、全国優勝していきたいというふうに思ってます」

電気部にはさらに2人、全国大会への切符を手にした部員がいます。