伊那市で2022年、女性の首を絞めて殺害し印鑑や通帳などを奪ったとされる男の裁判員裁判が始まり、男が起訴内容を一部否認しました。

強盗殺人などの罪に問われているのは、伊那市西箕輪の無職・橋爪亮太被告30歳です。

起訴状などによりますと、橋爪被告は2022年12月、近くに一人で住む当時85歳の女性から金品を奪う目的で首を絞めて殺害し、印鑑や通帳などを奪ったとされています。

長野地方裁判所で開かれた裁判員裁判の初公判で、橋爪被告側は、女性を殺害し通帳などを奪ったことは認めた上で、「金品を奪う目的で殺していない」などと起訴内容を一部否認しました。

弁護側は強盗殺人ではなく、殺人と事後強盗の罪が適用されると主張しました。