試飲する中野さん夫婦:
「やっぱり辛いですね」
「これがいわゆるイタリア人にとっての薬味になる。ピザパスタなんかにオリーブオイルかける、僕らがうどんやもつ煮に七味とか柚子胡椒をのせるのと一緒で、苦み辛みがあるから引き立つ」

中野さん夫婦:
「やっぱり自分たちが作ったオイルなので、おいしいというか僕にとっては美味しい」
「何か本当に子どもが生まれるみたいな本当に喜ばしいことですね」
袋井市の加工施設で出会った近藤佳裕(こんどうよしひろ)さんは、イタリアでオリーブ農園を営んでいます。
また、国内でオリーブ栽培の支援にも取り組んでいて、近藤さんは栽培技術の発展につなげたいと、長野県の農家に期待を寄せています。
近藤佳裕さん:
「長野って果樹の農家さん知識が豊富なので、ぜひぜひ果樹に対しての知識造詣が深い方々がオリーブに参画していただくと、新しい技術がどんどん高まっていくのではないかなって思っています」

中野さんもまた、喬木村でのオリーブの生産を加工や販売へと広げることで、地域の活性化につなげたいと考えています。
中野さん:
「栽培にも労力はあまりかからない、力仕事も少ない、あるいは加工したりとか葉っぱを利用したりとかいろいろな利用形態があるということで、この果物王国の中に混ぜていただくことができれば、それなりに兼業的にできる可能性もあるのかなと」
中野さんによりますとオリーブの活用は実だけでなく、葉っぱをお茶にしたり、苗木を盆栽にしたり、余すところがないそうです。
また、アイスクリームに上質なオリーブオイルをかけるとおいしいということです。















