長野県内で林業に従事する人は1533人で、4年連続で増えたことが、県の調査でわかりました。

調査は、県が今年3月31日現在で、2023年度中に林業に従事した人を調べたものです。

それによりますと、2023年度の林業就業者数は1533人で、前の年度に比べて32人増え、4年連続の増加となりました。

また、2023年度中に新たに林業に就いた人は147人で、前の年度に比べ28人増え、こちらは3年連続の増加となりました。

およそ3000人ほどで横ばいを続けていた林業就業者数は、2004年度以降は減少傾向が続いていましたが、2020年度から増加に転じ、この4年間で87人が増えました。


県林務部は、林業の担い手が増えたことについて、これまでの間伐が中心だった林業が、主伐・再造林が主体の林業へと変わってきたことで、森林整備の事業量が増加基調であることに加え、2023年度から拡充した林業従事者の確保定着に関する支援策の効果などがあったものと見ています。