一方、毎年8月15日に日本有数の規模の花火大会が開かれる諏訪湖。
その翌日、毎年16日に対岸にあたる岡谷市で開かれるのが「岡谷花火まつり」です。

岡谷花火まつりが初めて開催されたのは昭和43年。当時の新聞には市民あげて開催された花火大会の記事が掲載されています。

岡谷市民新聞掲載記事

半世紀にわたって続いてきた花火大会ですが、ここでも運営には協賛金と寄付が使われてきました。

岡谷商工会議所の清水千大さんは「同じところにお願いしているだけでは、将来規模が縮小せざるを得ない」と危機感を持っていました。

そこで、今年大手ビール会社のキリンビールが、運営が難しくなっている全国の花火大会などを支援する「晴れ風ACTION」に応募、長野県枠として選ばれたということです。

この支援では、購入した「晴れ風」350mLビール1缶に付き0.5円が自動的に寄付されるほか、専用サイトではビールの購入に関係なく1日1回、0.5円を寄付することができます。

岡谷市商工観光課の平出一真さんは「市民に長く愛されている花火大会を、寄付で支援してもらえるのはありがたい。花火ともに上げられるランタンと花火の灯りを楽しんでほしい」と話しています。