このほど、筋肉の萎縮を予防する効果が期待できると発表された「凍り豆腐」。
実に国内生産の9割が長野県内で作られているという、信州の伝統食です。
新しい商品も開発されている凍り豆腐の周辺を取材しました。
5月に長野県の内外の食品メーカーが開いた会見。

信州の伝統食でもある「凍り豆腐」に、筋肉の萎縮を予防する効果が期待できることが、動物を使った実験で明らかになったと発表しました。
研究では、坐骨神経を切除したマウスに、凍り豆腐のタンパク質を与えたところ、動物性タンパク質を与えた場合よりも、10日後の筋萎縮が3分の1ほどに抑えられました。
有益な機能性食品となる可能性があるとしています。
栄養価に優れていると言われる凍り豆腐。

タンパク質は卵のおよそ4倍で、絹ごし豆腐の10倍。
カルシウムは牛乳の6倍です。
一般的には「高野豆腐」、また県内では「凍み豆腐」とも呼ばれて親しまれていますが、実は国内生産のおよそ9割が、長野県で作られているというのは、ご存知でしたか?