産業廃棄物の収集運搬の際に、法律で定められた産業廃棄物管理票、いわゆるマニュフェストを付けなかったなどとして、岡谷市の会社が、関連する事業の一時停止の行政処分を受けました。
廃棄物処理法違反で県の処分を受けたのは、化学製品の卸売などを行う岡谷市東銀座の日本(にほん)化材です。
県は22日付けで、産業廃棄物の収集運搬と、アスベストの一部や注射針など特別な廃棄物を扱う特別管理産業廃棄物の収集運搬に関する事業について、いずれも22日から2026年2月19日までの60日間の停止を命じました。
県によりますと、日本化材は、2024年8月から12月にかけて、2つの事業者から引き渡しを受けた廃塗料およそ3.7トンを、産業廃棄物処分業者が収集運搬する際に、マニュフェストを付けなかったり、廃塗料の排出元にマニュフェストの写しを送付しなかったりしたほか、県の許可を受けないまま過去5年間にわたり、汚泥などおよそ77トンを保管していました。
これらの違反は、県に内部通報が寄せられたことで明らかになりました。
処分を受け日本化材は県に対し、「今後このような事態を起こさないように具体的な改善を図ってまいります」とコメントしたということです。












