新たな販路を開拓しようと、会場は熱気にあふれていました。
中小企業のビジネスを後押しする商談会が15日、長野市で開かれました。

宮入キャスター:
「長野市のビッグハットです。21回目となる『しんきんビジネスフェア』には、過去最多となる300のブースが出展しています」

ビジネスフェアは年に一度開かれていて、今年も製造や建設、飲食など幅広い業種の企業や団体が集まり、新たな事業や販路の拡大につなげようと活発な商談が行われました。

須坂市で空調機器の製造などを手がける信越空調は、熱中症対策で移動式エアコンの需要が高まっているものの、課題もあるといいます。

信越空調執行役員・高野源人(たかのげんと)さん:
「人手不足ということで、組み立てている人材が次第に高齢化ということで、高校生の新卒採用を来年度からは検討してるので、若い人の力をこれからも借りたい」

会場には県内の高校生や大学生およそ1000人も訪れ、就職活動や企業との連携に向けて情報交換をしていました。

参加した高校生:
「就職をしようと思っています。長野にはきれいな水を使った野菜作りとか、地の利を生かした企業がたくさんあると思いますので、他の県と比べても一つ差をつけられるところかなと思います」

2023年のフェアでは350件以上の商談が成立していて、主催した長野信用金庫では地域経済のさらなる活性化につなげたいと話していました。