駒ケ根市の中学生が県民のソウルフードである、あのパンのオリジナル商品を販売しました。
23日、駒ケ根市の赤穂(あかほ)中学校にできた長い行列。
お目当ては…?
「これから牛乳パンの販売を開始します」
1年6組の生徒が市内のパン店などと考案したオリジナルの牛乳パン。
地元で人気の、飲むヨーグルトや、市内で生産された黒ゴマ、能登半島地震に見舞われた友好都市・かほく市のサツマイモなどをふんだんに使った4種類を開発しました。
生徒:
「10回も試作してきているので、(クラスの)31人の思いがこもった、すばらしいパンになっています」
駒ケ根市が「牛乳パン生みのまち」宣言をしていることなどから、生徒たちは2023年6月から、総合的な学習の時間を使って新商品の開発に取り組んできました。
飲むヨーグルト味を試食した生徒:
「ヨーグルト独特の酸味と甘みがあって、すごいおいしいです」
販売会の前日にパンを手作りし、およそ500個を用意しましたが、保護者や近所の人たちが次々に買い求め、50分ほどで完売しました。
子ども:
「全種類買いました」
男性:
「うまそうなパンばっかりでうれしいです」
生徒:
「いろいろな世代の方々に食べてもらえるような牛乳パンになっているので、その気持ちが伝わってくれれば」
今回の売り上げは、すべて地震があった能登半島に寄付するということで、一部の牛乳パンは今後、駒ケ根市内の店舗でも販売される予定です。