■ 災害への備えは出産後にも役に立つ
いざという時に速やかな行動が難しく、精神的にも不安定な妊婦。
防災の専門家は…

熊本大学大学院(地域防災)竹内 裕希子 准教授
「妊娠中に災害が一切ないかというと、そんなことは決してありません。自分とお腹のお子さんを守るという意味での防災、自助をする必要があると思います」
妊娠中に災害に備えることは、出産した後も役に立つといいます。

竹内 准教授
「物の準備や早めの行動で、プライバシー(が守れ)、環境の良い所に早期に避難する。それはお子さんが生まれた後も家の中の安全確保や早期の避難行動にもつながる」
再び坂本町で暮らしたいという森さん。災害への意識も変わりました。

森さん
「1人だった時に逃げる時はとりあえず携帯電話と財布という感じじゃないですか。
でも、妊娠中と考えると自分の物プラスもう1人分の準備を考えないといけない」
森さんは妊娠中の女性に対し、ひとごととは思わないで欲しいと訴えています。