比較的周囲から開けた場所にも関わらず、なぜ見つからないのか。
山岳遭難の捜索経験者と、現場付近の地形に詳しい男性に話を聞きました。
現場付近の地形に詳しい 井上 則臣さん
「こういう状態で採っていくから周りは見えないんですよ」
「方向が分からなくなるとパニックになりますからね」

2人はともに女性が山菜採りに夢中になり、居場所が分からなくなってしまった可能性があると指摘しました。
また、井上さんは自身の経験も踏まえて、道がわからなくなった人は、坂を下っていく傾向があるといいます。
井上 則臣さん
「川を下っていけばいつか集落に出るという意識があるじゃないですか、だから沢に入ることが多いと思いますね」
「僕も一回ありますけど、絶対下ります」

このようなことから、沢周辺を重点的に探す必要があると訴えます。
女性が行方不明になって 1週間。
2 人は山に入る際、備えておくべき対策を示してくれました。

井上 則臣さん と 遭難者の捜索を経験している髙村 宗二さん
「本当は笛を持っていくのが一番いいんですけどね。笛ならある程度は聞こえますから。人の声はほとんど聞こえないです。ちょっと離れたら」

もし自分が遭難したら・・・
冷静に対応するためには、経験と備えが大切のようです。
