熊本市の幼稚園で当時5歳の園児が職員から暴力を受けたと母親が訴えている問題で、園は2月17日に保護者説明会を開きました。
この問題は2022年3月、熊本市の幼稚園で保育士が当時5歳の園児の頬を平手打ちしたと母親が訴えているもので、園の別の職員も暴力は度々あったとし、RKKの取材に次のように答えていました。
別の職員
「息子さんは一緒に遊んでいた友達とトラブルとなり、保育士が指導に入りましたが言うことを聞かず、暴れる息子さんの頬を平手打ちしていました」
また、園への聞き取り調査を行った熊本市や県は、3人の職員から「暴力を目撃したとの証言があった」とする一方で、『暴力の事実確認はできなかった』としています。
園も保育士から「暴力はしていない」との回答を得たうえで、2月17日に保護者説明会を開き、問題のいきさつなどについて説明したということです。
園は説明会での発言内容について公表はしないとしています。
キャスター
暴力についての証言は食い違ったままですが、改めて園を調査した熊本市の判断は、暴力の目撃証言は3人からあったが、暴力の認定はできないとのこと。どうしてそのような判断になるのでしょうか?
記者
熊本市によりますと「暴力を振るった保育士が否定しているため」としています。

記者
その上で、関係者から次のような声も聞かれています。
▼暴力を振るったとされる保育士がいないと園は回っていかない
▼問題とされた保育士は園児を殴るような人ではない

食い違う関係者の証言に真実は見えないままです。