地元の旅館も、佐藤さんの取り組みを応援しています。

地獄温泉 青風荘. 河津 誠 代表
「さとう農園さんのお肉はとっても健康的で優しいお肉。その活動の趣旨が素晴らしいじゃないですか。草原がなくなるということは、農家がなくなるということ、文化がなくなっていくということなので」

さらに2022年10月から、J Rの豪華クルーズトレイン「ななつ星イン九州」が停車する阿蘇駅でも、その羊肉を使ったメニューが提供されています。
オルモコッピア 竹原 直樹 代表
「阿蘇の食材を全国の方に提供したいということでやっているので。阿蘇の草原を守るストーリーを話せるというのは何よりですね」

試食した佐藤さんは…
「う〜ん、なるほど!夢みたい」

竹原さん
「全部 智香ちゃんが生み出したもんよ」

佐藤さん
「羊肉の活用法などの相談を聞いてもらえるのがありがたくて、心強いなと思います」
阿蘇しろひつじを広く売り込もうと、農園は精肉加工所を新設。2022年12月から稼働を始めています。

佐藤さん
「1頭買いして下さった方には、今は本当に骨付きのまま送っているので、1頭で注文はしてもらうんですけど、使う部位から送らせてもらうのが1番。スライスして欲しいとかミンチにして欲しいというところもできるようになっていくと、使ってくださる方が増えるのかなって」

阿蘇しろひつじは、地域の収入源、そして草原を維持する役割が期待されます。
佐藤さん
「阿蘇の暮らしていく人々と一緒に羊があったらいいなって思っています」