運行トラブルが続く熊本市電(路面電車)の運営を検証する有識者会議が開かれ、決済手段について意見が交わされました。

熊本市電の全国交通系ICカードをめぐっては、熊本市が去年5月に『廃止する方針』を示しました。

しかし、利用者の反発が大きかったことに加え、国が「決済機器の更新費」を今年度から補助の対象に加えたことから、見直しを含めて検討しています。

こうした中、外部有識者による審議会が11月19日に開かれ、市側は3パターンの決済方法について、見直した費用を示しました。

①現在の機器を更新する場合は「約1.5億円」

②全国交通系ICを廃止し、バスや電鉄と同じようにした場合は「約1.4億円」

③全国交通系ICの端末は簡易型にしたうえで、タッチ決済などをバスや電鉄と統一した場合は「約2.2億円」

①と③は、かかる費用の最大3分の1を国から補助が受けられます。