5日からはじまる日米共同訓練を前に、熊本市の健軍駐屯地で開始式が行われました。

5日から健軍駐屯地などで行われる訓練は「ヤマサクラ83」と名づけられ、通常、1つの方面隊による訓練に今回は初めて北部と西部、2つの方面隊が参加します。

これによって参加人数は、アメリカ陸軍の第7歩兵師団とあわせると約6000人と、過去最大規模となります。

訓練は陸・海・空の領域に加え、宇宙やサイバー空間での攻撃を防ぐため、自衛隊とアメリカ軍が防衛体制の確立を図ることを目的としているということです。

陸上自衛隊 西部方面総監 竹本 竜司 陸将
「日米共同作戦能力の実効性をより向上させることはもとより、日米同盟の絆の強さを内外に示し、抑止力、対処力をより強化することで自由で開かれたインド太平洋地域の安定化に資する有意義な訓練」

今回の日米共同訓練は、今月13日まで行われる予定です。