熊本県八代市の井戸水などから、基準値を上回る「六価クロム」が検出されました。

六価クロムは、染料や塗料、酸化剤などに使われている化学物質で、国際がん研究機関は、発がん性がある物質に分類しています。

八代市は、3か月に1回、水道法に基づき水質検査をしていますが、8月25日に八代市坂本町瀬高地区で飲用水として利用されている井戸水と、その地区の公民館で水を調べたところ、基準値をわずかに上回る六価クロムを検出しました。

〈1リットルあたり〉
・井戸水 0.022㎎
・公民館の浄水 0.023㎎
※基準値は0.02㎎

現時点で原因はわかっていませんが、八代市は対象の10世帯に水を口にしないように求めるとともに、飲料水を配ったうえで代わりになる水源を探しています。