任期満了にともなう熊本県八代市の市長選挙は8月31日に投票が行われ、即日開票されました。

開票の結果、無所属新人の小野泰輔候補(51)が、無所属現職で4選を目指した中村博生候補(66)を下し初当選しました。

投票率は60.30%と、前回4年前に比べて3.44ポイント上回りました。

元副知事で衆議院議員も経験した小野候補が選挙戦で訴えたのは、「市民本位の政治の実現」でした。

市庁舎の建設などを例に「市民の知らないところで重要な事項が決まり、望んでいない形で予算が使われている」と、改革の必要性を主張。市民への情報公開を徹底し「透明性の高い市政を目指す」と訴えました。

一方、「市政の継続」を訴え4選を目指した現職の中村候補は、支持が広がりませんでした。