若者の投票率の低さが課題とされているなか、合志市の小学校では投票率100パーセントという模擬選挙が行われました。
児童たちが投票したテーマとは?


次々と投票箱に一票を投じる西合志南小の6年生たち。
この模擬選挙は合志市の選挙管理委員会が、「選挙の大切さ」を学んでもらおうと実施したものです。


そのテーマは?

記者
「今回の投票は、給食のおかず人気総選挙です」

・ゴーヤチップス
・照り焼きチキン
・さけチーズフライ
・フルーツヨーグルト


以上の4品から6年生全員の投票で次の給食に出されるメニューが決まります。
しかし、この模擬選挙、ただの人気投票ではありません。

担任の先生
「ゴーヤの栄養で一番多いのはビタミンCです」


実際の選挙演説のように、それぞれのおかずの魅力を先生たちが訴えます。
自分たちの一票で結果が大きく左右されるとだけあって、子どもたちも真剣に聞き入っている様子です。


選管役の6年生
「西合志南小学校体育館投票所の投票を開始します」


6年生
「ワクワクしているし、大人になった気分」


6年生
「投票するところが緊張する」

この模擬選挙では投票所の立会人も子どもたちが担当。
全員が投票を終え、開票作業も行いました。


選管役の6年生
「さけチーズフライ46票。当選メニューをさけチーズフライと決定します」


「さけチーズフライ」のアツい応援演説が多くの子どもたちの心を動かしたようです。


6年生
「さけチーズフライの演説の仕方がとても上手で」

6年生
「大きくなったら(投票に)行ってみたいと思いました」


合志市 選挙管理委員会事務局 谷口大介 書記
「選挙の制度や社会の仕組みに少しでも関心を持っていただけたと思っておりますので、こういった出前授業啓発を今後も引き続き行っていきたい」