誰が考案した?

メーカーによりますと、考案したのは当時の営業部の社員。前職がデパート勤務で、その時に扱っていたのが「花氷」だったそう。その経験から「陣太鼓を凍らせる」というアイデアをひらめいたということです。

以来54年、初めて目にする子ども達や国内外の旅行者にとっては「何これ!?」という反応が、帰省者からは「懐かしい」という反応が、毎年聞こえてくると言います。

最後にこれだけは聞きたい

筆者が約20年抱いてきた質問をぶつけます。

――溶かし方のコツは…?

副島さん「コツはもう、ひたすら手でこする。10円玉など道具の使用はお断りしています。氷の角は溶けやすいので、そこに埋まっていたら狙い目です」

無理のない範囲で、「お菓子が取れたらラッキー」という気持ちで氷の冷たさを楽しむのが良いかもしれません。

熊本で半世紀以上続く夏の光景。8月末までの予定はメーカーのホームページに掲載されています。見かけたら「触れる涼」を体感してみてはいかがでしょうか。

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メーカーや氷店によりますと、8月10日からの大雨による深刻な被害はないということです。引き続き、県内各地で氷柱を設置しています。