熊本市のメンズエステ店で「女性従業員の体を触った」と因縁をつけ、男2人が客から現金を脅し取った事件で、逮捕された2人は、西日本を中心に約10か所の拠点を作っていたことが新たに分かりました。

メンズエステ店経営の亀崎日向容疑者(23)と従業員の井上拓真容疑者(25)は「施術中の女性従業員の体を触った」と因縁をつけ、客から現金を脅し取ったとして逮捕・送検されています。

警察によりますと、2人は、客に対し「女性従業員の体を触ってはいけない」などと記載した誓約書に署名させ、客の性的興奮をあおるようなサービスを提供して、犯行に及んだとみられています。

2人は、去年11月から今年8月にかけ、熊本市内の他にも岡山県や鹿児島県など約10か所に店舗を構え、店舗の移動を繰り返し、恐喝をしていたとみられています。

被害総額は1億円以上にのぼるということです。