熊本地震を教訓に大規模な災害の発生を想定した抜き打ちの初動訓練が、熊本県庁で行われました。

「県内全域において震度6弱以上の地震が発生したため、災害対策本部を設置しています」

訓練は午前6時、天草・芦北地方を震源とした最大震度7を観測する地震が発生したという想定で行われ、約3600人の職員がメール、または電話で出勤を命じられました。

記者「訓練開始から30分が経過しました。続々と、職員が庁舎内に入っていきます」

木村知事も防災センターに駆けつけ、被害の状況や新たに導入したシステムの運用などを確認しました。

県によりますと、発生想定の1時間後の時点で全職員の約7割が集まったということです。

熊本県 木村敬知事「これからも訓練を続けて、震災で対応した経験を自分も忘れない、そして職員に伝えていくことを努力していきたい」