せめて本人たちから謝罪の言葉を聞きたいと、両親が踏み切った和解の提案で新たな動きです。
訴えなどによりますと、2018年、当時高校 3年生だった深草 知華(ふかくさ ともか)さん(当時17)は、授業中に同級生4人から「死ねばいいのに」と暴言を吐かれるなどし、その後、自ら命を絶ちました。

知華さんの両親は去年、元同級生4人に慰謝料の支払いなどを求め裁判を起こしましたが、今年に入って和解を提案。
6月には元同級生の1人がいじめを認めて謝罪し、10万円を支払うという内容で和解が成立していました。

両親によりますと、この報道をきっかけに ほかの3人からもいじめを認めた上で和解の申し入れがあり、そのうち1人とは今月10月にも和解が成立する見込みです。

また、残る2人とは、和解に向けて協議を進めているということです。

知華さんの父 智彦さんは、
「和解したから許すというわけではなく、人生を通してこの件と向き合ってほしい」と話しています。
