大雨と落雷及び突風に関する熊本県気象情報 ※10日6時15分発表
熊本県では、線状降水帯による猛烈な雨が続いています。10日昼前にかけて土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重に警戒してください。また、11日夜遅くにかけて落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。引き続き、10日昼前にかけて、線状降水帯が発生して大雨災害発生の危険度が急激に高まる可能性があります。
対馬海峡付近にある前線が11日にかけて九州北部地方をゆっくり南下する見込みです。この前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、大気の状態が非常に不安定となっています。
レーダーによる解析では、10日5時30分までの1時間に苓北町付近でおよそ110ミリの猛烈な雨となっています。
熊本県では、10日夕方にかけて局地的に雷を伴った非常に激しい雨や激しい雨が降る所があり、大雨となるおそれがあります。また、11日夜遅くにかけて落雷や竜巻などの激しい突風のおそれがあります。
[雨の予想]
10日に予想される1時間降水量は多い所で、
熊本地方 60ミリ
阿蘇地方 50ミリ
天草・芦北地方 70ミリ
球磨地方 50ミリ
10日6時から11日6時までに予想される24時間降水量は多い所で、
熊本地方 150ミリ
阿蘇地方 120ミリ
天草・芦北地方 180ミリ
球磨地方 120ミリ
線状降水帯が発生した場合は、局地的にさらに雨量が増えるおそれがあります。
[防災事項]
土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重に警戒してください。また、落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。
[補足事項]
今後発表する警報や注意報、気象情報などに留意してください。土砂災害や浸水害、洪水災害のキキクル(危険度分布)に関しては、「気象庁ホームページ」などを確認してください。