まったく異なる職業から新たな道を切り開き、第 2の人生を始めた若者たち。
そんな一世一代の挑戦をしている店を紹介しま す 。

■営業回りで食べたあの味が忘れられず… 熊本でも広めたい! 

まずは 25歳の馬木(うまき)さんが営む飲食店 。作っているものは野菜炒めのように見えますが…

リポーター
「こちらは何のお店なんでしょうか?」

てっぱん亭 馬木 元裕さん
「福岡では結構有名なんですけど、鉄板焼肉の専門店です」

リポーター
「熊本ではまだあまり見かけないですよね」

菊陽町に2021年4月にオープンした 「てっぱん亭」
馬木さんは、それまでは 若くして水回りの会社を経営していました。

馬木さん
「福岡の方をよく営業で回ってたんですけど、鉄板焼肉をよくお昼ご飯で食べてて、すごく自分自身が大好きで、熊本ではなかなかないなと、ちょっと勢いで始めたのがほとんどですね」

リポーター
「いやぁ、思い切りましたね」

貯金を全て つぎ込み一念発起して開業しました。福岡の店を食べ歩き 、独学で鉄板焼肉のレシピを研究 。具材は鹿児島県産の黒 豚のハラミとサガリ、そして甘味と歯ごたえのある南阿蘇 産のキャベツ。こだわりの食材をほぼ肉の油のみで炒め、アツアツの鉄板に乗せたら完成です。

あとは味の決め手、特製の辛味噌を付けて食べるそうですが…

リポーター
「さっき料理を置く時に板を置かれたでしょ。これ何なんですか?」

馬木 さん
「それで、油を片方に固めていただいて」

リポーター
「こう流れますよね」

馬木さん
「スペースを空けて、その油で辛味噌を溶かしていただく」

そこに、ガッツリ肉とキャベツを絡めていただきます。

リポーター
「あー!おいしいです。豚肉のうま味とキャベツの甘さですね。辛味噌と一緒になったらバツグンにうまい!ちょっとおかわり準備しといてください」

多い時で1日100食注文があるそうです が、店は2020年に入籍したばかりの澪さんと2人だけで切り盛りしています。

澪さん
「不安もあったんですけど、好きなことしてもらうのがいいなと思って」

リポーター
「不安何割、理解何割ですか?」

澪さん
「不安…8割」

馬木さん 
「元々やりたいことやっていきたいなという想いがずっと強かったので、熊本の皆さんにも食べてもらいたいなと」

リポーター
「間違いなくやみつきになりますよ」