全員が笑顔で活躍できる
また、北九州市が発祥のパラスポーツもあります。「ふうせんバレーボール」です。

福岡県北九州市出身で筋ジストロフィーを患っていた故・荒川孝一(あらかわ こういち)さんが考案した競技で、鈴が入った風船を使い、チームの6人全員が風船を触ってから、相手のコートに返さなければいけません。

有延所長「(荒川さんは)対等なプレイヤー同士としてみんなが笑顔で活躍できる、そういった機会をふうせんバレーを通じて作りたかった」
参加者「アタッカーが良いアタックを打つにはみんなで工夫したパス回りをしないと打てないので、そういうところが楽しい」
参加者「チームのみんなで楽しく過ごせたら、一番それが目的」

ふうせんバレーボールは全国に広がり、今では海外でも行われています。
北九州市に根付いた車イスバスケとふうせんバレ-ボールは、スポーツを通して子どもたちに相手への理解や思いやりを育む場所にもなっています。

有延所長「場所や機会があって、一緒に使うこと、一緒にいること、そういった時間の流れを継続していくことで、障害のある人 ない人の共生が少しずつ進んでいくと思っています」
様々な人が分け隔てなく生活する共生社会。パラスポーツの拠点は、そのきっかけを作ってくれるかもしれません。









