熊本県のJR玉名駅前に現れた1台のキッチンカー。毎週金曜日に出店しています。

販売しているのは…かき氷。

レモン水をかけると色が変化する「不思議なかき氷」です。


「いつものかき氷と違うよね。酸味があってちょっと酸っぱい」

お客の反応に満足げな表情を見せるのは、中村 稔さん。
実は玉名市で38年続く園芸店の3代目社長なんです。

広さ1500坪ほどの中村植物園。ここでは50種類ほどある観葉植物の販売や貸し出しがメインです。

取り扱う商品の中には、こんなユニークなものも。

中村植物園 中村 稔 さん
「コーラハーブって言って、木からほんのりコーラの香りがします」

中村さん
「これもちょっと面白いんですよね。カレーの匂いのするハーブ。ドライフラワーにして楽しむのもいいし、食品に添えて。それなりに需要があるのかな」

コロナ禍で売り上げが落ち込んだため、特色のある店づくりに舵を切るようになった中村社長。

中村さん
「他のことをやっていかないと今後やっていけないのかなと。できれば他にはないような、付加価値のあるものをと思って」

さらに植物の知識を生かし、オリジナル新商品も開発。オーガニックにこだわった食品や石鹸など商品展開は多岐にわたります。

こちらのジャムは、自社農園で10年前に栽培を始めたマンゴーから作りました。

中村さん
「すべて無農薬で栽培しておりまして。こういう小さいやつから大きいやつまで。完熟した状態のものを収穫する」

原材料はマンゴーの他にてんさい糖、レモン果汁の3つ。果実をまるごと食べているような味わいが自慢です。