■ 一流による一流のレストランは「志」も一流だった
8月19日。一流のシェフが集まる1日だけのレストランが開かれました。
来場者
「別格よね、これ。初めて出会う味」
「全員おかわりしました」

華やかさの裏側には…第一線で働く料理人たち。そして、奮闘する学生の姿もありました。
調理場でのやりとり
「開かないように、押さえておいて」

舞台は熊本市東区健軍にある「神水茶寮」、8月1日にリニューアルオープンしたレストランです。

今回ここで行われたイベントは「もったいなかレストラン」。
SDGsをテーマにした食のイベントです。
ショコラティエ メゾン・ド・キタガワ 北川 博喜 さん
「フランスで活躍中の中山シェフが地元の熊本に帰って来られるということで、なんかやろうというところから始まりました」

他にも東京で活躍するフレンチシェフの大森 雄哉さんをはじめ、県内の様々な食のエキスパートが集まりました。
慶誠高校 教諭
「慶誠高校です。本日は1日よろしくお願いします」

そして、料理人を目指す学生も参加。
「技術の継承」--プロの現場を若い担い手に体験してもらうことも目的です。

北川さん
「食べると扱い方だったりとか、今から何をしようとしているのかわかると思うんですね。まず食べて、それを触って、調理に入る」
常盤学園から参加の野村ほのかさん、現在は保育園の調理師としてアルバイトをしています。

野村 ほのかさん
「よりいいものを子ども達にも食べさせたい」
そんな思いから、一からパティシエの勉強をするため学校に通っています。
野村さん
「自信満々です!やってやります!」
レストラン開場。来客がウェルカムティーを受ける中、学生も作業開始。担当は盛り付けと配膳です。

レストランTOYO 中山豊光シェフ
「葉っぱ急いで!正面から盛らないと!」
「こうやってやらないと!」

中山シェフ
「皿はこっち!こっちからとる!」
「親指 皿につけないようにね」

中山シェフ
「考えながらやる。自分だったらこうするのにな、でもいいんです」

野村さん
「皿をこんな変な位置に置くんじゃないと言われました。本当にそんなミスはしたくないです。時間との勝負。がんばりたいです」