■ 林業科が海でフィールドワーク、その理由


林業に青春をかける村上さん。夕方、林業科の仲間と実習があると出かけて行きましたが…自転車で向かったのは、山ではなく海。
海へ入って何やら作業する生徒たち。林業科が海でいったい何を!?

村上さん
「アマモの生育調査を行っています」

アマモは海草の一種で、豊かな海を育む大切な植物。芦北高校の林業科では、20年前から芦北湾のアマモの再生に取り組んでいます。

芦北高校 林業科主任 前島 和也 教諭
「森と海というのは密接な関係があります。豊かな森があるおかげで豊かな海が作られるということで、森から海を見つめる取り組みを行っています」 

村上さんが所属するアマモ研究班では、2020年の7月豪雨で土砂が流入し、無くなってしまったアマモ場を復活させるための研究を行っています。

村上さん
「海に来てやっと気づくこともありますし、いろんなことに挑戦して、いろんな知識を増やそうと今がんばっています」

何事にも全力で取り組む村上さん、下宿先に帰っても机に向かう姿がありました。

そんな彼を、いつも応援してくれたのが下宿先のおかみさんです。

村上さん
「あっという間の3年間でしたけど、たくさん毎日お世話になったので、それも含めてまた全国で1位を取って恩返しできればと思っています」

下宿のおかみさん
「涙が出てきます。本当に自分の子どもみたいに思っていたので、うれしいですね。がんばってください」

多くの支えや仲間に囲まれた村上さん、高校最後の熱い夏はまだまだ続きます!

村上さん
「がんばります!」