■ 「マンガ王に、おれは、なる!」

そのマンガ県熊本を担う一人になるのか。高森高校の体験授業が始まる前もペンを走らせる中学生がいました。栗原 望歌(もか)さん(14)です。


栗原 望歌さん
「福岡県から来ました。第一志望です」
「新しい、今まで描いたことないやつ描きたいなって」


福岡市にある栗原さんの自宅を訪ねました。
部屋には多くのペンや筆。マンガを書くための大事な場所です。


望歌さん
「一日6時間なら、多いときは(一か月に)50枚くらい」

栗原さんはマンガ好きの姉の影響で小学3年生の時からペンを握り、創作の虜になりました。


「好きなマンガのイラストを動かすってとても素敵だなと思って。(将来は)アニメーターになりたいです」
「(マンガは)人生。無くなったら生きていけないかもしれないです」

そんな栗原さんはマンガ・アニメに特化した勉強ができる高森高校への進学を強く希望するようになりました。


母・温子さん
「描きだしたら止められない。寝食を忘れないでね、と言うぐらい」
「本人が一番やりたいことを分かっているので『高森高校がいい』って」

望歌さん
「絶対に合格します」


栗原さんが目指す高森高校マンガ学科、この近くには既にプロとして活動する先輩マンガ家の活動拠点があります。

こちらは今、ウェブでファンタジーマンガを連載中の熊本市出身・ヨリフジさん。
高森町は創作意欲が掻き立てられる場所だと言います。


マンガ家 ヨリフジさん
「虫の声、鳥の声という環境音が自然の音ばかりで集中するにはいい環境」

マンガ学科ではプロの仕事ぶりを間近で見ることができるのです。
先輩たちはマンガ制作の実情を学んでほしいと中学生たちにエールを送ります。


マンガ家(高森町広報誌にも寄稿) のぴやか梢さん
「マンガって1人で作るものじゃないなと、ひしひしと感じていて」
「(マンガ学科の生徒たちと)いつか一緒にお仕事ができると嬉しいです」


デスク:「マンガ学科」人気になりそうだな。

記者:「マンガ県くまもと」を担う人材が高森高校から生まれるかも。
将来、熊本を舞台にしたマンガが増えれば「聖地巡礼」で集客効果も見込まれますし。気になる入試内容ですが8月下旬から9月上旬にかけて発表予定とのことです。


デスク:期待が高まるね。今や「マンガ」は世界に通用する文化だし。今後の取材のこともあるので「マンガミュージアム」で僕も予習してくる。あと、よろしく。

記者:ええええ……