■ 熊本県が「マンガ県」を目指しているって知ってます?

記者:きょうは「熊本のマンガ事情について」です。

デスク:(いきなりか)…国民的なマンガとなった「ワンピース」の作者・尾田栄一郎さんは熊本市出身で有名だね。県庁には主人公「ルフィ」の銅像も…

記者:(さえぎって)ほかにも「あさりちゃん」の室山まゆみさん、「夏目友人帳」の緑川ゆきさん、「すごいよ!!マサルさん」のうすた京介さん、あと県出身ではないものの熊本には縁がある「ケロロ軍曹」の吉崎観音さんに「スラムダンク」「バガボンド」の井上雄彦さん…

デスク:(…やけに詳しいな)熊本と馴染みが深い、有名マンガ家が多いのはわかった。それで、その「マンガ事情」とは?

記者:この数々の漫画家を生み出した熊本・阿蘇に今、マンガ業界を志す子どもたちの注目が集まってます。

デスク:阿蘇にある高森高校だね。公立高校では全国初となる「マンガ学科」が来年度から開設されるとか。

記者:先日、その「マンガ学科」の体験授業が行われたのですが、受験を考えている中学生が多数集まり、ものすごい熱気でした。その模様をお伝えします。


高森高校の体育館に続々と集まる中学生。
その数、全校生徒を遥かに上回る130人。
※高森高校の全校生徒は 79人(2022年4月1日現在)

教室で教えられていたのはマンガの描き方です。


講師
「四角が顔の輪郭だと思って、眉とか目とか口とかパーツを入れて、それぞれの感情を描いてみてください」

これは来年4月に高森高校に開設されるマンガ学科の体験授業。週に6時間の「マンガ制作」授業でマンガ家や編集者から即戦力の技術を学ぶことができます。


公立高校にマンガ学科ができるのは全国で初めてとあって県外からの参加者も。

参加した中学生
「北海道江別市から来ました。マンガ家か編集者になりたいです」(北海道から)


「『驚き』とか瞳孔をカッて開いて描くのが楽しかったです」(福岡から)

県教育委員会と高森町は、このマンガ学科の取り組みで定員割れが続く学校の活性化を狙います。

県立高森高校 山中 圭介 校長
「これだけ集まってくれた。この様子を見るとやはり、圧巻です」


なぜ、熊本でマンガが注目されるのか。合志市(こうしし)にある「合志マンガミュージアム」を訪ねました。


ここには尾田 栄一郎さんの「ワンピース」や熊本大学在学中にプロのマンガ家となった井上 雄彦さんの「スラムダンク」など熊本ゆかりの作者の作品のコーナーがあります。

なぜ著名なマンガ家が熊本から生まれるのか。館長の橋本 博さんは、かつての熊本の環境がマンガ文化の高まりにつながったと分析しています。


合志マンガミュージアム 橋本 博 館長
「古本屋、貸本屋が熊本に集中していて、マンガに触れる機会が全国トップクラスにあった」