不安続く避難所生活 出会った消防士の言葉
熊本市消防局 杉村琉綺さん「何事においても全力で努力を継続させ、信頼される一人前の消防士を目指していきます。よろしくお願いします」
こう語ったのは熊本市消防局の杉村琉綺(すぎむら りゅうき)さん(21)。高校卒業後、3度目の試験でようやく合格を勝ち取りました。
杉村さんが消防士を強く志すようになったきっかけは8年前の熊本地震です。

杉村さん「緊迫した現場で活動する消防士のたくましい姿を見て、自分も人の役に立つ仕事をしたいという思いで消防士を目指しました」
熊本市に住んでいた杉村さんは当時中学生。およそ2週間避難所で生活し、不安な日々を過ごしていましたが、消防士の声かけに救われたといいます。
杉村さん「不安でおびえていた中、消防士が寄り添ってくれて『安心していいよ』と言われたときにぐっと気持ちがこみあげて、自分も何か行動したいという気持ちになりました。」

あの時自分を支えてくれた消防士のようになりたい。厳しい訓練の日々が始まりました。









