天草大王は全国へ
田口社長「“焼き鳥屋さんの目線で育てる”っていうか、焼いたときに肉汁がじわっと出てくるような。柔らかいけど弾力があってうまみがある。それをを理想として、逆算して飼育してる感じですかね」
育てたおよそ3分の2は業者に卸し、自社では加工品にも力を入れます。狙うは販路拡大!

中でも人気の「大手羽先串」。 息子の一生(いっせい)さんが店で切り分け、調理していきます。
ニンニクパウダーやブラックペッパーなどを使い味付けますが、地元・天草産の塩がポイントです。

田口一生さん「塩自体も甘みがあってうまみが多いので (天草大王と)相性が良いと思って使っている」
一晩漬けこんだ後に焼くのですが、 この商品のウリであり難点がその「大きさ」!
火の通りを均一にするため炭ではなく蒸気と熱風で、皮はパリパリ中はふっくらに仕上げます。

この出来立ての味を全国どこでも楽しんでもらえるよう、特殊な機械ですぐ冷凍!
家庭ではレンジで温めるだけで楽しめる「大手羽先串」。この方法で、一気に全国からの注文が増えました。

田口社長「やっぱり1本じゃ足りないかなっていうくらい。2本くらいついつい食べてしまうようなおいしさです。天草大王のとっかかりというか、鶏を知ってもらえたらと作っています」