◆麻生太郎副総理が連合会長に接触

背景には、福岡県連で常任相談役も務める自民党の麻生太郎副総裁が、2022年から連合の芳野友子会長らと接触していることがあります。

自民党 麻生太郎副総裁「今一番、労働者の先頭に立って、経営者に向かって『給料を上げてやるべきだ』と言っている政党は、自民党が一番でしょうがと。違うんですかという話を一番理解しているのは、連合ですよ」

2月末の党大会で決定する2023年の運動方針案に、「労働組合との連携を強化する」と明記している自民党。連合の芳野会長は、水面下で打診を受けていた自民党大会への出席については見送ることを決めたということです。

◆統一地方選を前に駆け引き激化

連合・芳野友子会長

そもそも連合福岡は1月、統一地方選挙に向け立憲民主党・国民民主党と県議選で協力することを確認し、合意書を交わしています。自民党福岡県連からの突然のラブコールには…。

連合福岡 藤田桂三会長「事前の協議やご相談もなく、記者会見というのを見ただけですので、答えようがないですね」

物価高で賃上げを求める声が高まる中で迎える統一地方選挙。今後、各政党などの駆け引きが激しくなりそうです。