◆何より重要「男性が学ぶこと」

「経済面」や「機会の損失」、さらに「心身の健康」にも大きな影響を及ぼす「生理の貧困」。この問題に取り組む団体や企業が重要だと口をそろえるのは、「男性が生理について学ぶこと」です。

フリーナプキン・moonlaboいとしま 二見彩乃さん「ぜひ男の子、男の先生も一緒に入って欲しいと思っています。言えない、恥ずかしい、と私たちが思っていたのは、分けられた教育があったからではないかな。社会的にも誰もが知って、男の子のことも女の子は知るし、女の子のことも男の子が知って、過ごしやすい世の中を作っていくというのが理想」

オイテル 飯崎俊彦専務「生理は女性だけの問題じゃなくて、やはり社会問題として考えて解決すべき。もしこのジェンダーギャップを男性社会が作ったものであれば、男性自身がこの社会問題を解決しなければいけない」

新型コロナの影響が長引き生活が困窮する人が増えたことにより、クローズアップされた「生理の貧困」。生理用品の提供など直接的な支援はもちろん、男女を問わずに生理の正しい知識を持つことが、問題解決の大きな一歩になります。